ニキビの思わぬ落とし穴「色素沈着」
ニキビや肌荒れの悩み、とてもつらいですよね。
肌質は個人差が大きく、どれだけ手間をかけてスキンケアをしてもニキビができてしまう人がいる一方、何もしなくてもつやつや毛穴レスなお肌の人も居ます。中には「ニキビができるのは顔を洗ってないからだ」「スキンケアをしていればニキビができるわけがない」などと考えてる人もいるほどで、そのような人の心無い一言に傷ついたという声もよく聞かれます。
よくニキビは青春のシンボルなどと言われ、思春期がすぎれば自然に治ると軽く考えている人がいます。たしかにそのような傾向があるのは事実ですが、ニキビの原因がストレスやホルモンバランスの崩れ、食生活が原因であった場合、思春期を過ぎてもおさまることはありません。
ニキビはその対処を間違えてしまうと、ニキビ跡として残ってしまうこともあります。一旦ニキビ跡ができてしまうとその治療は非常に困難となってしまい、自然に治癒することはほとんどありません。
【なぜニキビ跡ができてしまうのか】
ニキビ跡にも二つのタイプがあり、まずニキビができた跡がデコボコと隆起した状態として残ってしまうタイプと、そしてもう一つ色素沈着が起こってしまうタイプがあります。
色素沈着となってしまうのはいわゆるシミなどとも呼ばれますが、肌がデコボコとなる状態と比べると軽度な症状とも言え、適切な処置を行うことによってある程度緩和させることも可能です。
そもそもなぜニキビ跡ができてしまうのかというと、その原因としてはニキビの状態やまたはその処置に左右されることになります。
ニキビの中でも重度の症状である赤ニキビや黄ニキビは、肌が炎症を起こしていたりまたは化膿している状態となっており、これほどまでに重度のニキビの場合はニキビ跡として残ってしまうことが多くあります。
また例え軽度のニキビであったとしても、不潔な指で潰したりしてしまうことによって雑菌の侵入を招いてしまい赤ニキビや黄ニキビのように炎症や化膿の原因となり得ることから、同様にニキビ跡に繋がってしまいます。
ですので、ニキビ跡を残さない予防策としてはまずはニキビができないように予防することが大事ですが、ニキビができてしまったとしても適切な対処を行うことが推奨されます。
【色素沈着を解消しよう】
では既にニキビ跡ができてしまっていて、その具体的な対処法にはどういったものがあるのかについてとなりますが、肌がデコボコの状態となっているニキビ跡の場合は自身でのケアで治癒することは非常に困難となります。
一方、色素沈着が起こっているニキビ跡の場合では、ハイドロキノンといった漂白成分が含まれている美白化粧品や、肌のターンオーバーを促すトレチノインを含んだケア用品を使用することによって緩和させることができるでしょう。
また最近では色素沈着のニキビ跡専門のケア用品といった商品が市販されていますので、一度試してみるのも良いかもしれません。
またどちらのタイプのニキビ跡でも医療機関にて行われているピーリングや医療レーザーによる治療が効果的となっていますので、一般的なケアでは効果が見られない場合は医療機関に相談してみることをおすすめします。