膝の黒ずみができてしまう原因はさまざま
美容に関心の高い方であれば、その大敵である色素沈着に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。色素沈着にも色々なタイプがありますが、代表的なものとしては顔にできるシミがあり、これは例えば紫外線といった外的な要因の他にもニキビやなんらかのキズの痕を原因としてできてしまうことがあります。
しかしシミ以外にも、身体の他の部分に色素沈着が起こることがあるようです。
中でも膝に色素沈着が起こることがあり、これは一般的には黒ずみと呼ばれる症状です。膝の黒ずみがシミと同じ色素沈着だなんて意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
膝や肘は特に黒ずみができやすい部位です。自分では見えにくいことから、黒ずみが出来てしまってもなかなか気付けずに、ふとした瞬間に気づいて愕然としてしまった方も多いのではないでしょうか。膝や肘は、摩擦や頬杖、足を組むなどの日常の何気ない動作で摩擦をうけます。ひとつひとつは些細な摩擦でも、毎日積み重なっていくうちになかなか解消できない黒ずみになります。
関節部分は皮膚が伸縮することから、膝を伸ばした折に皮膚が縮むのと相まって余計色が濃く見えてしまうという点によって、黒ずみが目立ってしまう傾向にあります。
【色素沈着が起こる原因】
顔にできる色素沈着、いわゆるシミについてその原因を先で述べましたが、では膝の黒ずみはどういった原因によって起こるのでしょうか。
色素沈着そのものは、通常身体の防衛反応として起こります。これはシミの含め膝の黒ずみも例外ではなく、膝の黒ずみの場合でもシミと同様に紫外線による影響やキズ痕を原因としてできてしまうことがあります。
また膝特有の原因として、衣服との摩擦やまたは膝を良く地につける機会の多いという場合も考えられます。更に、膝は関節部分ということもあり、身体の他の部分と比べてみると皮脂の分泌が少ない傾向にあります。皮脂の分泌が少ないと、皮膚から水分が蒸発しやすくなり、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。
これはいわゆる乾燥肌と同様の状態ですので、膝の黒ずみを予防するのであれば乾燥対策をしっかり行っておきたいところです。
肌が弱い、例えば敏感肌といった体質をお持ちの方は、それだけに外部からの刺激を受けやすくありますので、黒ずみができやすい体質とも言い換えることができるでしょう。
【黒ずみを解消する手段】
一度膝の黒ずみができると、自然に治るということはほとんどありません。そのため、膝の黒ずみを解消したいなら積極的にケアを行う必要があります。
確実に膝の黒ずみを解消したいならば、皮膚科(特に美容皮膚科)や美容整形外科での治療がおすすめです。このような医療機関では、ピーリングやレーザー治療など自分では行うことのできない専門的な治療を受けることができ、黒ずみの改善に高い効果を見込めます。
しかし、このような専門的な治療であっても膝の黒ずみを一度で改善することは難しいため、何回か通院する必要があります。また、黒ずみの治療にはほとんどの場合保険が適用されないので、費用も高額になりがちです。
時間に余裕がない、お金をかけたくないという場合は、少し時間はかかりますが市販の美白化粧品などを使って膝の黒ずみをケアしていきましょう。インターネットで検索してみると、重曹など安価なアイテムで簡単に膝の黒ずみをケアする方法が紹介されています。このような手軽にできるケア方法は効果に個人差が出やすいですが、自分に合った方法を見つけることでお金も手間もかけずに膝の黒ずみを改善することができます。