おしりの痒みと黒ずみ、関係あるの?

気になるお尻のかゆみ、実は黒ずみが原因?

なんだかお尻がよくかゆくなる、といった症状に現在悩まされているという方は、もしかしたらお尻に黒ずみができてはいませんでしょうか。

「黒ずみ」というと皮膚が汚れていると考えてしまうかもしれませんが、この黒ずみは色素沈着、その名前の通りに肌に色素が沈着している状態のことです。色素沈着というとシミのイメージがありますが、お尻の黒ずみもシミと同じメカニズムで発生しているのです。

黒ずみの原因は主に外部からの刺激です。黒ずみといえば肘や膝の黒ずみが代表的ですが、肘や膝といった関節部分は皮脂が少なかったり皮膚が分厚いことから乾燥し、外部からの刺激を強くうけてしまうことから黒ずみが発生しやすいのです。

さて、なぜ関節ではないお尻に黒ずみができてしまうのかというと、お尻の肌が乾燥しているのが原因かもしれません。乾燥したお尻に例えば下着との摩擦や横になった際の圧力が加わることで色素沈着を招いてしまいます。また、ダニなどの悪影響による防衛反応として皮膚が厚くなってしまっているということも考えられます。

またそれだけでなく、ニキビといった症状までをも引き起こします。これは前述したように皮膚が厚くなることで毛穴が詰まりやすくなってしまい、これを原因としてニキビができてしまうという流れです。

ニキビができ炎症まで起こしてしまうと、更にニキビ痕を原因として色素沈着を招いてしまう恐れもありますので、お尻に黒ずみができているという方は注意が必要と言えるでしょう。

【その対処法は?】

こうした点から、かゆみを伴うお尻の黒ずみを発見してしまったのならば、早めの対処が必要となってきます。
ではそんな場合にはどんなケアを行えばよいのかが気になる点となりますが、近年ではインターネットの普及からかゆみを伴うお尻の黒ずみに対するケアの方法を参考にすることができます。

まず原因となっている乾燥を防ぐことでも、かなりの効果が見込めそして予防策ともなりますので保湿ケアを行うようにしましょう。
もちろんかゆいからといってかきむしってしまっては症状の悪化を招いてしまいますので、かゆみ止めなども併用するとよいかもしれません。

保湿ケアが行えるようなケア用品は様々なメーカーから製造販売されていますので、その入手に関してあまり難しいことはないかと思います。またそうした商品によっては、お尻専用のケア用品などもありますので使ってみるのも良いでしょう。

【もしニキビまでできてしまっているのなら】

もしかゆみや黒ずみだけでなくニキビなどの炎症が起こってしまっているのなら、皮膚科に行くことをオススメします。お話したとおりお尻は日常的に乾燥、摩擦しやすい場所ですので、そのまま放置しているとどんどん悪化し、ニキビ跡のような色素沈着が起きてしまうことも考えられます。

おしりが痒いな、と感じたら、恥ずかしがらずに一度おしりをチェックしてみましょう。